ワールド・エンド・エコノミカ感想とかなるべくさらっと
新年(信念)、あけましておめでとうございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕はコゼットの肖像やアニメ版まどか全話を見なおしたりと、未だに叛逆の物語からのまどか熱が冷めない状況です。
まどか関連のことばかりぐるぐる考えてしまってこのままではマズイ(?)と思って年始に西尾維新クビキリサイクル読んでみたり、今回はワールド・エンド・エコノミカという同人ビジュアルノベルゲームをプレイしてみたりしました。
今回は、そのワールド・エンド・エコノミカの感想をささっと書いてみます。
前回の叛逆感想と違って普通に一周プレイしての感想ということと、途中まで文章にしようと思ってなかったので印象に残った場面のメモも少ない為、ほんとにささっとで。
まず、この物語にはとにかくお金が絡んできます。
主人公のハルも最初はお金のことばかり考えているデイトレーダーで、しかも実力もあったりする。
ハルの夢は「世界一の金持ちになって誰も見たことのない前人未到の場所に行くこと」なのですが、本当に紆余曲折しながらもそのまま億万長者へ突っ走ってしまうのかな?ってEP1のプレイ中には思っていました。
そんなハルが、失敗・周りの支え・そんなかつての失敗があったとしても自分の協力を必要とする夢を持った人への協力などを通して成長していき、最後には取引のことだけじゃなく生き方についての信念を持つようになっています。
そう、この記事の頭についてる信念ですね。信念!
お金のことが絡む話しなので登場人物たちはかなり即物的な面があるのに、いわゆる少年漫画のような熱さや最後まで諦めない気持ちがある。
そんな、お金を絡めながらも信念を持つようになる青年の成長物語で面白かったです。
プレイしてて全体の雰囲気で面白いと思ったのが、株や証券取引と人間関係(株取引の相手ではなく、ハルの周りの仲間やヒロインに対して)をそれぞれうまく比喩した表現がキャラ同士のやりとりにたくさんでてくるところです。
ようは上手いこと言ってるということですねw。
僕は株や証券取引のことはよくわからないので、ちょこちょこ難しい説明が続く部分もありましたが頑張って飛ばさずに読めばその分それをネタにしたキャラの掛け合いが楽しかったです。
以下ちょこっとだけメモって置いた印象に残ったセリフ!
理由なんてどうでもいい。結果だ。クリスの、事実の受け取り方だ。
クリスをこの話しに巻き込むべきじゃないと思って一切のことを話さずに動いていたハル。
自分がのけものにされていたと思ったクリス。
ここは、クリスを信じて協力してもらうべきだったのかなあとも思うけど、やっぱり危ない話しに巻き込んでしまうのは・・・と未だにもやもやするなあ。
でも最終的に起きてしまったことはどうしようもないし、クリスが「のけものにされたと思った」という事実を受け止めて対処するハルにグッときましたね。
仮説の検証で一番やってはいけないのは、自分の仮説を支持する証拠を探すことだ。追認のバイアスと呼ばれ、人は自分の考えに都合の良いことばかりを探し求める傾向がある。
だから、本当にやらなければならないのは、自分の仮説を反証する事実を探すことだった。
ハルの年齢はEP1で17歳くらい?EP2で21歳、EP3で25歳くらいだったかな?
これは成長したEP3でのセリフなのだけど、かなり確信に迫った情報を得て、「勝てる!」ってシーンでも一旦こんな考えを巡らせてて成長してる!!
EP1での大失敗をした若造だったハルとは違うんだなあ。
ちなみに、作中にはこういう自己啓発本みたいな教訓がけっこうでてきますw
行動の真意がわかれば、別の方法を提示できる
バートンの本当の目的を知って、自分の思惑通りに誘導させようと考えを巡らせるシーン。
以前のハルなら絶対に無理なことだったけど、今ならできるかもしれないということに挑む!
すごくわくわくしました。
バートン「世界の終わりすら取引をする、狂った経済ジャンキーの話だ。つまりー」
ワールド・エンド・エコノミカ
物語最後のバートンのセリフ。
この手前でバートンがカフェの勘定を割り勘で払うところから、ラストまでの流れにはグッときますね。
あ、それと印象に残ったセリフがパッと思い出せないのだけどエレノアちゃんがかわいかったです。
あれだけお嬢様感出てるのに眠気のなくなる薬で無理やり活動時間を伸ばして、休息を取れるタイミングで睡眠導入剤で無理やり睡眠を取るっていうストイックさと信念に、もういい・・・もう安め・・・って僕は思ったのだけれど、ハルはそのエレノアちゃんを精一杯鼓舞して、全力で手伝うことでエレノアちゃんの信念から学び成長してるんですよね。
そうそう、それとEP1だけは3ヶ月ほど前にやったので細かいセリフは既にほとんど覚えてないのですが、バートンに騙されて大損したハルが失神→ハガナ失踪→車椅子エンドって流れはめちゃめちゃ絶望しましたねえ...
あれはもう絶対に投資が成功してみんな救われる!って流れだったので、かなりガクッときたのを覚えてます。
んでわ、今回はこの辺で!